SheeSawHarmの徒然

週替わりでSheeSawHarmのメンバーが小レポートを提出します。

M360J 桜

 

どうも

 

です!

 

高知Beestationでのライブから早、一週間。時の流れは残酷なモンデスね!

 

高知Beestationっていうのは我々SheeSawHarmの前進バンド(?)がよく出演させていただいていたライブハウスで、そこへ再び帰ってきてライブが出来るってのはなんだか情緒的でエモいってやつですよね。

 

あんな台風の中、JRも止まってンのにも関わらず、ライブに来て頂いたお客様方!ありがとうございました!

 

 

そして、なんと!

 

CD sold out!!

 

ありがとうございました!自分達の作った曲がたくさんの人にお金を払って聴いて頂けるなんて、なんだか私、興奮してきました。

 

SheeSawHarm、アー写も公開された事ですし、なんだか"バンド"って感じがしてきましたねぇ。

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写真は東京工芸大学で元バンドメンバーのカサハラさんに撮っていただきました!彼、めちゃめちゃ素敵な写真を撮るので是非SNS探して見てみて下さい!

 

 

 

 

それでは今月のシソハムレディオ!

今月の曲は、SheeSawHarmのオリジナル曲二曲目!

1st Single『leaving for good』に収録されています一曲目!

『桜』のメロディ引用とバウンスなブレイクダウン、サイドボーカルの東村の魔王感!!

 

 

 

 

 

「M360J 桜」

 

 

今日も今日とて死体を見つめる

眼が取り零した性悪の脱定

分厚い歴史集積のパペット

ハムに混ざって私(し)は溶け消えた

 

救い叶わず亡者の残響

仇撃てと奏でるこの装

報い得られず掛けられた手錠

「出てきたら次はアンタの番だ」


Why do people commit crimes??

 

打ち破れ敗れ悪と罪を

不惜身命正義が下に

法を犯したヒトを憎め

嗚呼、ホルスター捨て去って

 

 

メーデー応答セヨパノプティコン

逃走したアノ犯人の動向

メーデー応答セヨパノプティコン

伽藍堂なソノMMの瞳孔

メーデー応答セヨパノプティコン

死角に於或る善人の妄動

メーデー応答セヨパノプティコン

視えぬ闇全て狂気の盲導

 

Is there anyone?(I supervise)

Knock Knock the door(I supervise)

Do you watch me?(I supervise)

Don't you watch me?(I always supervise)


LIE LAY LAY

サグラダ門外の変

[虚栄は斃れた、不完全なその正義も散った]

 

 

ぶち壊せ崩せ倫理の枷を

不惜身命正義が下に

罪を犯したヒトを狙え

セーフティ解き放って

 

 

 

喪われた者、コダマしない声

何も赦すことなどできなかった

枯れた朧夜、愛しみに

嗚呼、返り血と花束の鎮魂歌

 



撃ち殺せ殺せ善なる報復よ

悪を裁くはこの我にあり

矛盾を顧みずこの手を穢せ

ねぇ引鉄を引いて  Fire

The future don't come

to us falling into that obsession

"The world by a kind of one by one"

そう願うことが出来たのなら

まぁそんなもんさ、さよなら

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、でしたー。

この曲のモデルになったのが「ウロボロス」と「ボーダー」っていう何方も小栗旬が出演している刑事ドラマなんですケドね。まじでめちゃめちゃアツいので是非見てくれ!ちなみに『M360J SAKURA』は警察官が使う拳銃の名前みたいです。

 

構成としては、一番と三番がこの刑事ドラマフィクションパートで、二番のサビ以外のメーデー……みたいな所はトミヤマ思想パートです。

 

昔々あるところに、一人の正義感の強い警察官がおりました。警察官は捜査一課で、様々な凶悪な犯罪を捜査しては解決へと導く毎日を送っていたのです。その警察官は、刑務所に服役した後に出所して、そして再び罪を犯す犯罪者どもに頭を悩まされておりました。ある日、警察官は決めたのです。奴らを撃ち殺すことを決めたのです。悪を裁くはこの我にあり。この愛こそ正義。引き金を引く瞬間、「一人一人が優しくいられる世界があるのならどんなに良いのだろう」そう考えて、警察官は犯罪者共をぶち殺しました。そんな世界はありえないと誰しもが理解していて、誰も望もうとしない。だから、優しい奴共だけが生きていられる世界になればいいのに、そう思った。

 

 

一番三番はそんな感じですね。二番の解説何ですけれどね、監視カメラって知ってます?監視カメラ、防犯カメラとも言いますね。こういう時代にもなってくると、よく"ディストピア"だの"パノプティコン社会"だの耳にします。そのパノプティコン社会について書いたんですけれどー。これはホントにトミヤマの性格の問題なんでグチグチ言わないで欲しいんですけど、

 

 

絶対に監視カメラに映らない場所ってあるじゃあないですか?元々そんな場所がこの世界の全部を占めてたわけなんですがね、今や、この国なんかではよく"視られている"場所が増えすぎて、見られていない場所に希少価値を感じるようになったんですよ、私はね。やっぱり人間ってのは誰かに見られている気がすると、自然と善い行動を取っちゃうんですって。そうやって社会全体が良くなっていけば万々歳なんですが。じゃあ見えない場所では?トミヤマは別に悪い事してる訳じゃあないけどよくカメラや人目の有無なんかを気にしてしまう人間で、もし誰にも見られていない時は、「今なら前を歩いているあの人を殺せる。」とか「今ならきっとあそこにいる人を強姦できる。」なんて考えが思春期の男の子みたいにゆらゆらと浮かぶんです。実際する訳では無いけど。

見られているっていう意識があるからこそ、見られていないっていう余裕が生まれて、〜

 

面倒くさくなってきたのでここら辺で終わります。1番のお気に入りは『サグラダ門外の変』です。シャレが効いていて深い歌詞です。

 

自分が唯一信じられた正義が、強迫観念となって自分を追い詰めて、縋れるモノ何一つなく、ただ無くなってゆく選択肢を消去法で執行してゆく。その先にはどんな未来があるっていうんですか。私にはこの正義しかない、そう信じていたのに、何もかも報われずに終わってゆく人生。自分の生き方を決めていたのは、いつしか自分ではなくなっていたのかもしれません。

この愛こそ正義。

 

不惜身命、正義が為に

 

 

 

生きても生きても悲し過ぎますね、

今夜はこのへんで。

 

 

 

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"──誰もが優しくいられる世界でありますように、そう願う事が出来たのなら。"

 

 

 

 

 

 

『leaving for good』は「永遠にさようなら」という意味です。もう二度と、何もかもを失わないように。全て、必ず取り戻せる未来を描いて。

 

次回、「mourning never dawn」