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「空蝉」
否応無し犠牲必須双極性
顔無シ淡言戯曲能動体
縒り悲劇求ム差す手はどちら
伸ばす盲救え痛みはこちら
鵺
業と行の昏倒な死相に
穿つ眩暈の偽悪
杏が咽び泣く掬った血潮
濁
罪悪すら息途絶えて
最期の呼吸幻想を描く
空蝉脆く過ちで
失くした温もりばかりを抱く
飽和
(勝者がいれば敗者がいるのは仕方ない
顔も出さない奴らが曖昧な戯言で知ったふうな口を利く
誰もが逸早く救われたいから不幸比べをしている
僕達は何も見えてないのにただ誰かを救いたいと願ってる
醜い獣みたいだな
過去の過ちと現実の間隙で未来は絶たれている
切り開こう二本足で立てもしないこの脆い優しさで
臆病な愛が流した血は
酷く濁って見えたから
悔恨も善意までも無くなって
それでも最期の時まで幸福を追い求める
僕達は愚かだから
失くした温もりばかりを抱いているんだ
もういいよ、おしまいだ。)